みなさんはブルネイで人気を博している「ABC」と言うアイスクリームをご存じですか?
日本ではあまり食べる機会がないですがマレーシアなどでも食されていて、東南アジア地方ならではの名物です。
今回はブルネイではポピュラーなアイスクリーム「ABC」について紹介します。
ぜひ参考にしてください。
1.ブルネイで大人気なアイスクリームABCとは?

ABCとはAir Batu Campur(アイス・バトゥ・チャンプル)の頭文字を取った略称であり、直訳すると「豆の氷」を意味します。
要するにかき氷のようなものです。ブルネイでも一般的なデザートであり、かき氷の上に小豆、アイスクリーム、果物などを載せ上からシロップをかけます。
亜熱帯地域であるブルネイでは欠かせないスイーツです。
味は見た目以上にさっぱりとしていて、南国フルーツ以外にも新鮮な野菜も使われるるためとてもヘルシーです。
2.ABCの起源は?ブルネイのアイスクリームABC歴史について

ペナン島で1930年代に考案された料理であると言われています。もともとは、かき氷と小豆だけのシンプルなものでした。
時が経つにつれての具材は増え、ゼリー、コーン、黒糖シロップなどが使用されるようになりました。
当初は手動のかき氷機が使われていましたが、現代では大量生産ができるように日本の縁日でも目にする、自動のかき氷機が使われています。
日本の小豆をかけた宇治金時も広義の意味で捉えればABCですね。
3.ABCに使われているブルネイ流の具材とは?

小豆、かき氷、寒天が一般的な具材として使われています。
ブルネイではボウルを使用します。特徴的な具材としては、タピオカ、インゲン豆の様な甘味、マンゴー、クリームコーン、仙草ゼリーなどがあります。
最後の仕上げとしてアイスクリームをお好みで1つまたは2つを加えて、ココナッツミルクを上からかけます。
4.ブルネイだけアイスではない!マレーシアやシンガポールでのABC

マレーシアやシンガポールではABCのことを「アイスカチャン(Ice kachang)」と呼んでいます。
アロエ、ナタデココ、ドラゴンフルーツ、などの具材が使用され、仕上げに無糖練乳、コンデンスミルクまたはココナッツミルクをかけ、さらにその上かキウイソースやマンゴージャムなどをかけて、かなり甘めに仕上げます。
店によっては、ドリアン、チョコレートシロップ、といった具材を入れるところもある。
またシンプルに、パームシュガーシロップだけをかけるバージョンもあります。
最後に
いかがでしたか?スイーツ好きにはたまらないアイスクリームです。
最近では日本でもABC(アイスカチャン)を提供するお店もちょくちょく見かけます。
みなさんもぜひABCを試してみてください。