狭い地域ながら世界遺産を有するマカオは現在は中国の一部ですが、1999年までポルトガルの領土だったため、エキゾチックな雰囲気が味わえます。
カジノがあることでも人気の観光地になっています。
今回はマカオで味わいたい食べものについてご紹介します。
1.マカオで食べらる料理とはどのようなもの?
長年ポルトガルの領土でその影響と受けていたマカオ。
しかし地理的に近い中国はもちろん、マレーシア、インド、アフリカやブラジル、そして交易のあった日本の影響なども受けた、その料理はバラエティーに富んだものになっています。
ひと口にマカオ料理と言えるものはなく、町なかでも「マカオ料理」ではなく「ポルトガル(葡国)料理」という看板を出している店が多いのです。
もちろん美味しい中華料理を食べられる店も多いのですが、今回はより異国情緒を感じられる、マカオで食べられる料理をご紹介します。
2.マカオで食べたい名物食べ物
マカオの名物食べ物①「バカリャウ」
【マカオ回想】エスカーダの昼食。鱈とポテトのコロッケ。ポルトガルのおふくろの味なんだとか。 pic.twitter.com/iG5Zn2Gy
— ぴえろっと (@pierrot_douke) 2013年1月18日
バカリャウは、タラのコロッケです。
塩漬けのタラを戻してすり身にし、ジャガイモに加えて油で揚げたもので、保存のきく塩漬けのタラはポルトガルでは料理によく使われる素材です。
ホクホク、熱々の揚げたてのバカリャウはコロッケを食べ慣れている日本人にはとても馴染みやすく、美味しく感じる料理です。
ちなみにタラと共にイワシもポルトガル料理によく使われる素材で、シンプルに焼いたイワシのメニューはレストランでもお目にかかることが多いでしょう。
マカオの名物食べ物②「アフリカンチキン」
マカオ料理の非洲雞(アフリカンチキン)。源流は鶏に唐辛子などの香辛料を塗って焼くアフリカのピリピリ・チキン。インドやマレー半島を経由するうちにココナッツミルクや十数種類のスパイスが加わり、この形に。 pic.twitter.com/e20oPgN7Nh
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) 2018年7月18日
アフリカンチキンはアフリカ料理の流れを汲むもので、香辛料がたっぷりときいた鶏肉料理です。
1970年代に次々と独立したポルトガルのアフリカ植民地からの人々がマカオに移り住んだ際に普及した料理だと言われています。
ひと口にアフリカンチキンといっても、アフリカらしいスパイシーな味付けのものから、
東南アジアらしいココナツミルクを使ってアレンジしたものまでいろいろなバリエーションが生み出されています。
マカオの名物食べ物③「カレークラブ」
CRAB CURRY Recipe – https://t.co/uq9U3bE862 pic.twitter.com/WPTIb88jw4
— Kudla Recipes (@KudlaRecipes) 2019年7月4日
カレークラブはカレーで味付けされたカニ料理です。
ポルトガル料理に似ているものがないことから、マカオ料理の代表とされることも多い料理です。
主だったポルトガル料理のレストランにはあるメニューですが、値段は安くありません。
それでも身がぎっしり詰まったカニはお値段以上の満足感を感じられるはずです。
3.マカオのB級グルメ!ローカルな食べ物
マカオのローカルな食べ物①「カレーおでん」
マカオ名物、モツカレー(カレーおでん)を頂きました。結構いける。 pic.twitter.com/VOBB2fedmM
— key-que (@noisemusa) 2018年6月4日
マカオの町なかを歩いていると、屋台などで手軽に食べられるB級グルメがたくさんあります。
中でもカレーおでんの店は地元の人にも人気で、数多く見られます。
串に刺さった色々な具が店先に並べられているので、食べたいものを選べば温めてカレースープをかけてくれます。
具材は野菜や練り物で、見慣れないものやゲテモノはほとんどありません。
値段も安く、気軽に食べ歩きができるので観光の合間に食べるのに重宝します。
辛さが選べる場合もあるので、辛いのが好きな人は「スパイシー」と注文しましょう。
マカオのローカルな食べ物②「ポークチョップバーガー」
マカオめし、ポークチョップバーガーもたいへんうまい。これは真似したい。 pic.twitter.com/JOHNqMqtQV
— nama (@nama_kaeru) 2017年8月4日
マカオのあちらこちらで見られる「猪扒包」はポークチョップバーガーの店です。胡椒、ニンニクなどシンプルに味付けがされた豚肉が挟まった、一見地味なバーガーですが、しっかりと肉の旨みが感じられる飽きのこない味です。
新しい店ではパンの種類が選べたり、トッピングが乗ったりした進化系も売り出されています。食べ比べも楽しい手軽なグルメです。
4.マカオのスイーツやあま〜い食べ物
マカオのあま〜い食べ物①「エッグタルト」
アンドリューのエッグタルト(マカオ) pic.twitter.com/BlGELLwstd
— みさき@スイーツ大好き!bot (@AvdTE49TTCufewh) 2019年7月7日
マカオのスイーツの代表格と言えばエッグタルト。
ポルトガルの伝統的なスイーツがマカオに伝えられたものです。
サクサクの皮とトロトロのカスタードのシンプルな組み合わせですが、店によって特徴があるので、食べ比べもおすすめです。
マカオのあま〜い食べ物②「サーヨン」
【#本日のドーナツ】マカオ「南屏雅叙」の「沙翁(サーヨン)」。まわりが少しカリっとしていて中は通常よりも目が細かいフレンチクルーラーという感じ。でも、かなりしっとり。ドイツの「クラップフェン」にとても似てる #ドーナツ #マカオ pic.twitter.com/YJI3HU1kEV
— 溝呂木一美(旧・飯塚) (@hitomi_mizorogi) 2016年9月15日
サーヨンはドーナツのような、砂糖をまぶした揚げパンです。
地元の子どもたちのおやつとしてもよく食べられているもので、安くてお腹がいっぱいになり、観光客にもありがたいスイーツです。
マカオのあま〜い食べ物③「アーモンドクッキー」
私クッキーって食べ物はあんまり好きじゃないんだけど(それでも一般的に美味しいと言われるクッキーはそれなりに食べたことはある)、マカオのアーモンドクッキーは今まで生きてきた中で世界で1番美味しいと思った… pic.twitter.com/5RV1cHUfEQ
— 瑞華🌙㊗️30th至福の沼🌊 (@inomizumizu) 2016年12月14日
マカオ土産としても人気のアーモンドクッキーは、漢字で杏仁餅と表記されますが、餅の食感はなく、どちらかというとパサパサしています。
ゴマやナッツを入れたものなど種類が増えてきました。
パッケージもシンプルなビニール入りのものからお土産用に体裁を整えたものまでさまざまです。
まとめ
マカオの食べ物についてご紹介しましたがいかがでしたか。
マカオに行く機会があったら、中華料理とは一味違うマカオの料理を楽しんでください。