日本から7時間で一飛び!微笑みの国タイに到着します。タイは、年間を通して、30℃を超える、常夏の国です。そして、敬虔な仏教徒の国。そんなタイは、日本人観光客に人気です。
でも、旅行気分で楽しんでいても、超えてはいけない一線、してはいけないルール、知っておきたいルールがあります。それらを事前にしっかり知った上で、お互い、気持ちよく旅行を楽しみたいですね。
1.タイを楽しむために知っておきたいルール。禁止ルール
守るべきタイのルール①「仏教や僧侶について」
タイは敬虔な仏教国です。観光で、あちこちの寺院をめぐることがありますが、地元の方が熱心に祈りをささげています。常識として、そんな場所で大きな声を出したり、笑ったりはNGです。
• 寺院では、肌の露出が多い服は禁止です。ハーフパンツやノースリーブでは、入ることができません。
• 女性は、僧侶に触れてはいけません!タイの僧侶は、オレンジ色の袈裟(けさ)を着ておられます。女性が触ると、今まで積んできた修業が、すべて無になってしまうそうです。
• タイでは、頭は神聖、足裏と左手は不浄のものと考えられています。他人が、子供の頭をなでることはとても嫌がられます。かわいい子供を見て、つい頭をなでてしまうかもしれませんが、絶対NGです。
また、足の裏は不浄とされているので、足を組んだりして、足裏を仏様や人の方に向けるのはだめです。人の足をまたぐのもタブーです。
• 小さな虫でもむやみな殺生は嫌がられます。蚊に刺されてもたたかない人がいるぐらいです。たたかなくてもいいように、虫よけスプレーをしておくことをおすすめします。
守るべきタイのルール②「王室について」
タイの空港に降り立ったら、真っ先に国王ご夫婦の肖像画が出迎えてくださいます。街かどのあちこちにも大きな肖像画が飾られています。
• タイの人たちは、国王に敬意や親しみを持っています。タイの人たちの前で、王室や国王の批判をすることは避けましょう。
• タイでは、午前8時と午後6時に国歌が流れます。流れると、その場に直立不動で、国に対する忠誠心と感謝を表します。
2.知っておきたいタイのルールについて
知っておくと困らないルールのいくつかをご紹介します。
知っておきたいタイのルール①「挨拶について」
タイ人は挨拶するとき、胸の前で手を合わせ、合掌します。これを「ワイ」といいます。「ワイ」は、目下の人から目上の人にします。されたら必ず返します。
見ず知らずのタイ人に「ワイ」をする必要はありません。ただ、親切にしてもらったり、助けてもらったりしたときは、「ワイ」をして、感謝の気持ちを表すといいでしょう。
知っておきたいタイのルール②「飲み水について」
外国では、生水や水道水は飲まないように言われます。
それは、タイでも同じです。水道水は、タイ人も飲みません。ボトルに入ったミネラルウォーターを飲みましょう。
知っておきたいタイのルール③「人前で怒らない」
タイ人は、プライドが高いので、人前で怒られたり、笑われたりすることをすごく嫌がります。
日本人の感覚からするとすごく対応が遅かったりして、怒鳴っている観光客がいますが、そんなことをすれば逆効果です。
「郷に入れば郷に従え」です。
知っておきたいタイのルール④「テーブルマナー」
タイでは、右手にスプーン、左手にフォークを持ちます。食器を持ち上げること、食器に口をつけること、麺を音をたててすすることはNGです。
コーヒーを注文するときは、「カフェー」と言いましょう。タイ語では、「コー」は「下さい」、「ヒー」は「女性の陰部」のことです。
コーヒーと言わず、カフェーと言った方がいい訳が分かっていただけましたか?
まとめ
タイ旅行を楽しむための、タイでしてはいけないルールと、知っておいた方がいいルールについてまとめました。
いろいろな習慣、ルールのうちのほんの一部ですが、代表的のものばかりです。ぜひ、参考にしていただき、気持ちよく、タイ旅行をお楽しみください。